森のサーカス小屋

戸森しるこの児童文学日記/講談社児童文学新人賞・児童文芸新人賞・産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞作『ぼくたちのリアル』、二作目『十一月のマーブル』、三作目『理科準備室のヴィーナス』発売中!!

良性葉状腫瘍術後経過観察中なう


ブログを開設して一ヶ月以上経ちますが、「葉状腫瘍」で検索して私のブログをご覧になる方が、やはりいらっしゃるようです。
あまり知られていない病気なので、体験談は気になるところですよね。乳がんの闘病ブログはたくさんありますが、葉状腫瘍はそれに比べると少ないです。

私も葉状腫瘍と診断された時にすごくネットを使いました。ただ、余命、原因不明、治療薬なし、などのワードが頻繁に出てきますので、あまり調べすぎると先に心を病みます。ご注意ください。

経過観察中の繊維腺腫が大きくなってきたので摘出した結果、実は良性の葉状腫瘍だった…という私の体験ですが、前回の記事で不十分だったなと思うことがあるので、つけたします。児童文学とは関係ないですが、葉状腫瘍に興味のある方はお読みください。

まず、繊維腺腫と葉状腫瘍では、手術方法が異なります。葉状腫瘍は良性悪性どちらにしても、とり残しがあると高確率で再発するので、マージンをとって手術しないといけないそうです。腫瘍よりも1~2センチ余裕を持って摘出するという意味です。

私の場合、術前の針生検(組織診)で繊維腺腫だったため、マージンなしで手術されてしまっていました。
そこで、「追加手術をしなくて平気ですか?」と、質問しました。
すると、主治医も執刀医も声をそろえて「その必要はありません」。

「でもとり残しがあると再発するんですよね?」
「たしかに教科書的にはそうなんだけど、あなたの腫瘍はつるっときれいにとれたから大丈夫!」
「よく勉強してるね」←ほめられた。

一度は納得したのですが、帰宅してからいろいろ調べると、やはり追加手術した方がいいような気がしてしょうがない。
葉状腫瘍は最初の手術で「完全摘出」することが肝心なのです。
そうでないと再発して、再発するごとに悪くなることがあります(良性→境界悪性→悪性)。

インターネットの某医療サイトで乳腺科のドクターが質問コーナーを開設されていたので、質問してみました。
すると、「つるっときれいにとれた、という表現が曖昧だ。病理学的に断端陰性と言い切れないなら、念のため再手術した方がいいと思う。5センチという大きさも、そこそこ大きいので気になる」との返答が。やっぱりですか。

ちなみに、断端陰性か陽性かは、乳がんの手術であれば自動的に調べてもらえるそうですが、私は繊維腺腫の手術だったので、執刀医は検査依頼をしていないと思われます。つまりどちらかわかりません。
断端陰性かどうかは不明であることと、詳しい病理レポートの内容もお伝えすると、また返信を頂きました。

「良性であり、レポートに表面平滑、境界明瞭との記載があるので、執刀医が『腫瘍細胞を露出することなく(線維性皮膜で覆われた状態で)摘出した』と判断しているのであれば、追加手術せずに経過観察でもいいと思う」

ふむ。

そういえば、術後に摘出した腫瘍を見た母が言っていました。腫瘍が膜のようなものできれいに覆われていた、と。

でもそれだけじゃ納得できない。かといって、これ以上どうすれば…?
このころ、けっこうノイローゼ気味でした(笑)
しかも新人賞の締切が一ヶ月後にせまっていました。まったく原稿に集中できません。もう今年はあきらめなくてはいけないのか…?

ちょうどそんな時。

近所に乳腺クリニックがオープンしました(なんていいタイミングなんでしょう)。某大学病院のドクターが開業されたのです。
乳腺クリニックは大学病院より気軽に行けるのでとても助かります。さっそく相談しに行ってきました。
これがすごくいいクリニックで!
しかもなんとそこのドクターが、大学病院の私の主治医をよくご存知とのことで仰天しました。世間はせまいですね。

「いや、追加手術しなくていいです」

そうかー、そこまでしなくていいっていうなら、経過観察で納得しようじゃないか。
そんなこんなで、やっとすっきりした私は、ぶじに原稿にもどることができたわけです。

ちょうどこの「追加手術するのしないのどっちなの?!」というドタバタの中で、私はSちゃんのブログに出会い、とても勇気づけられました。

そういう経緯の「良性葉状腫瘍術後経過観察中なう」でございます。
まんがいち再発した時、「なんで追加手術しなかったの?」って責められたら悲しいので、いちおう努力はしたことをここに記録しておきます。

来月、術後九ヶ月検診があるので、また報告します。


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Comment

point 良性葉状腫瘍

去年の12月、右胸にしこりが見つかりました。たまたま、婦人科受診していたこともあって、担当の先生に、胸のしこりのことを言うと、マンモグラフィの予約とつていただきました。1月中旬検査でした。2月23日乳腺外科紹介でみていたたいたて、その場で、針穿刺、針生検などの検査をしていただきました。麻酔の注射も、いたくなかつたです。ベテランの先生にあたつたのでいたくなかつたです。検査結果は、3月2日に、診断結果は、乳腺繊維線腫瘍でした。後は、しこりが、3センチなので、とるかとらないかは、本人次第でした。でも、その場で、手術の返事をしました。本当は、手術は、3月中にしていただきたかつたのですが、4月7日になりました。乳腺繊維線腫瘍の摘出手術は、局所麻酔、少し眠っての併用でした。後で、摘出手術した結果わかつたのが、4月20日に、やはり、良性葉状腫瘍だと診断結果をいただきました。これから先どんなになるのつて感じでした。子供も、三人もいてるのに、辛い毎日です。いつ局所再発するだろうとおもつて不安でいつぱいです。これからは、半年に一度の、診察もちゃんといって見ていただこうとおもつてます。

2017/07/01 (Sat) 11:04 | 中山みよ子 #yg6vRm0A | URL | 編集 | 返信

point Re: 良性葉状腫瘍

こんにちは。メッセージありがとうございます。再発しやすいと聞くと、つい、再発するものと思いこんでしまうのですが、良性葉状腫瘍の場合、再発しない人の方が圧倒的に多いです。念のため、手術の時にマージンをとったかどうか、執刀医に確認してみてください。マージンをとっていれば、かなり安心だと思います。とっていなくても、3センチならきっと大丈夫では…と私は思います。私は5センチで、しかもマージンなしの手術でしたが、それでも再発せずにここまで来ております。統計的に7センチより大きくなると再発のリスクが上がると聞いたことがあります。中山さんはサイズが3センチと小さいので、きっと大丈夫だと思いますよ。仮に再発したとしても、すぐに対処すれば問題ないかと思います。1年とか2年とか経過観察していくうちに、なんとなく「大丈夫そうだな」と思えるようになると思います。今はとても不安だと思うのですが、きっとそうなります。「再発するかも」と不安になったら、ぜひ楽しいことをして気分転換してみてください(^^)

2017/07/01 (Sat) 22:45 | 戸森しるこ #yBii/ViI | URL | 編集 | 返信

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