森のサーカス小屋

児童文学作家 戸森しるこのブログです。

佐藤真紀子さんの絵(「レインボールームのエマ」執筆裏話④)

「レインボールームのエマ」は、私のはじめての中学年向け童話なのですが、今回はじめて自分から画家さんの希望を出しました。

プロットもできていないようなかなり早い段階で、担当編集者さんと有楽町のレストランで食事をしていた時に、タイミングを見計らって、そして勇気をふりしぼって、「実は佐藤さんがいいんですけど…」と言ってみました。

なので、今回佐藤さんは「ぼくたちのリアル」の時とは違って文章を読まずに依頼を引き受けてくださったわけなので、ちょっとプレッシャーを感じました。

物語と絵が一体化している作品だからこそなのですが、佐藤さんも私の文章に対していろいろとご意見をくださったので、とてもありがたかったです。
あと、絵と文章の配置、どこでページを区切るとか、行を変えるとか、そういうのは担当編集者さんと佐藤さんで相談して決めてくださったのですが、まさに神業というか、プロの仕事を見ました。私の物語が変身していく様子は大変興味深く、感動的でした。

そんなことで、佐藤さんとは前の二回よりもずっと、いっしょに本を作った!という感じがして、なんていうか、軽く聞こえるかもしれないけど、すごい楽しかったです。

それと、私は佐藤さんが絵を描かれている「おちんちんのえほん」という性教育の絵本が好きなのですが、「レインボールームのエマ」の奥付の佐藤さんのプロフィールのところに、この本入れてほしいなぁってずっと思っていて、画家さんのプロフィールに口出しするのもどうかと思ったのですが、佐藤さんにお願いして入れていただきました。そしたら、奥付にエマのオマケの絵をつけてくださって。ふたつのアイテムのうちひとつは私がアイディアを出したのですが、もうひとつの方は私は指定しなかったので、たぶん佐藤さんが考えてくださったのだと思われます。とってもかわいいですよね~。

ところで、私がマスク依存になってしまったのは、なごみちゃんとほぼ同じ理由です。自分の鼻がもんのすごく嫌いでした。
でも、最近、佐藤さんと担当編集者さんにそのことを打ち明けた時、佐藤さんが、

「しるこさんのオハナは、しっかりしててカッコいい!」

って言ってくれたので、単純なようですが、「この鼻、なかなかいいじゃん」ってはじめて思いました。そーか、佐藤さんの目から見ると「しっかりしてて」「カッコいい」のかー。へー。佐藤さんがそう言うなら、もういっかー♪ みたいなw
実を言うと、「佐藤さんが絵を描いてくれたら、自分の鼻が好きになれるかもしれないなぁ」なんて思いつつ、なごみちゃんのエピソードを考えたんです。狙いが成功しました。佐藤さんの絵ってすごいですね。

同じようなコンプレックスを持っている子への、エールになればよいなと思っております。

おちんちんのえほん

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