森のサーカス小屋

児童文学作家 戸森しるこのブログです。

「十一月のマーブル」製作秘話⑥ 凪さんのマジック

作中でヒステリー球(咽喉頭異常感症)について取り扱いましたが、これは私の経験から書いています。
何度かそれらしい症状に襲われたことがあって、一回気になりはじめると、もう何も手につかないという感じです。
原因は明らかにストレスでした。直近だと、二年前、葉状腫瘍が発覚した時に、なりました。
マフラーを巻くというのも、私が実際にやっていた「ごまかし療法」です。

第三章の凪さんの「マジック」に関しては、うそみたいな話ですけれど、全部が作り話というわけでもなくて、ああいう雰囲気のイメージ療法というのは本当にあるのだそうです。まぁ、あんなに簡単には治らないでしょうけれど。

大切なのは、波楽のヒステリー球があんなふうに治ったのは、たぶん「マジック」のせいだけではない、というところです。
あのシーンのおかげで、凪さんのやさしさや人間らしさが波楽に伝わったと思います。
私としても、このストーリーの中で最も書きにくかった井浦凪という謎の多いキャラクターを、自然と動かしやすくなりました。

ちなみにですが、凪さんにはビジュアルのモデルがいます。
でも有名人なので、ナイショ。わかったら、スゴい。


”伝説のマーブルチョコ”
IMG_1505.jpg

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