森のサーカス小屋

児童文学作家 戸森しるこのブログです。

「十一月のマーブル」製作秘話④ レンのこと

!ネタバレありの記事です。ご注意ください!


私にはセクシャルマイノリティ(性的少数者)の友人が何人かいます。最近はLGBTと言ったりしますね。なんとなくLGBTという言い方に馴染めないので、私はこれまでどおり「セクマイ」と呼んでいます。

今回、レンを書くにあたり、セクマイの友人のひとりに、レンの書き方、表現方法について相談をしました。

その人はレンとまったく同じ状況というわけではないのですが、わりと近いということだったので、ご意見を頂いてとても参考になりました。私の表現があまり前向きでない部分があって、それは担当編集者も同意見だったようなので、ご意見をもとに書き直しました。
Oさん、ありがとう!

そうそう、
プロットを作ったあとで、ある理由から「レンの名字を変えたほうがいい」という指摘があったため、その時点で考え直し、「連城」に変わりました。最初はちがう名前だったのです。
複数の候補の中から、担当さんによると「なんとなく中性的でセクシーなイメージ」らしい、「連城」に決定しました。私の中でレンは中性的でセクシーな(大人に成長しそうな)かんじだから。
波楽に呼ばせてみると、「レン」という呼び名はレンにぴったりでした。変えてよかった。

レンの名前といえば、気づいている方がいるものかどうかわかりませんが、最終章のタイトルにはふたつの意味が重なっています。あと、波楽の実母の名前と、レンの名前は対になっている。
そんなちょっとした隠しメッセージ。


最近はメディアなどでセクマイのことが取り上げられることがよくあります。
うれしい情報、かなしい情報、いろいろあります。つい昨日も、ある報道で意気消沈してしまいました。
それでも十年前よりも状況ははるかに良くなっているし、これからも良くなる一方だと私は思っています。
ひとりひとりの小さな一歩が、いつか大きな力に変わるはず。

未来を信じたい。
それはレンの願いであり、私の願いです。

Image-1.png
スポンサーサイト

Comment

Post Comment

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント