森のサーカス小屋

児童文学作家 戸森しるこのブログです。

戸森しるこ、高楼方子さんにお会いする。

11月24日、私の家のポストにこんな素敵な葉書が届きました。

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児童文学作家の高楼方子さんから、11月27日に表参道のクレヨンハウスで行われるサイン会にお声掛け頂いてしまいました。そして、「十一月のマーブル」のご感想まで……。

今回私が「十一月の物語を書こう」と思ったきっかけのひとつは、高楼方子さんの「十一月の扉」でした。

十一月の扉

私は小学生のころから高楼さんのご本を読んでいますが、「十一月の扉」を読んだのは、十代半ばのころ。主人公の女の子がよそ行きのワンピースを着て、素敵なノートを手に、「喫茶店へこっそり物語を書きに行く」場面にすごく憧れました。たとえば将来は小説家になって、喫茶店で物語を書けたら素敵だなぁ、 とぼんやり思ったのです。(喫茶店で、というところが大きなポイントです。)

それは本当に少女っぽい「憧れ」で、「夢、目標」というほどのものではなかったのですが、はじめて「物語を書く」ということを具体的にイメージした出来事だったのかなと思います。

そう、「憧れ」。

家族と離れた下宿屋での生活や、それぞれに素敵な大人の女の人たち、街角の文房具屋、素敵な喫茶店、一点ものの外国製のノート、パンケーキ。物語を見失ってしまった喪失感と、それが思いもよらぬところから発見された喜び、そして「子供三人の秘密」と、十一月の空気。
「十一月の扉」には、十代の私の憧れがつまっています。

当時は分からなかった、空想が物語に変化した時の満ち足りたあの気持ちが、今の私にはよく分かります。

そして、一時絶版となった「十一月の扉」が、この秋、福音館書店から再刊されたのです!!
このタイミング!!!
なんという偶然!!!

あれから十五年以上が経ち、私は今、あの時の爽子と同じように喫茶店で物語を書いています。
だから、今度は私なりの十一月の物語を、高楼さんにお届けしたい……。そんなメッセージをこめて、今回個人的に(出版社を通さずに)、こっそり「十一月のマーブル」を献本させて頂きました。

これもタイミングがよかったのです。日本児童文学者協会に入会したので、会員名簿でご住所を確認できた、というわけでした。

そして、11月27日、サイン会当日。

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「戸森しるこです」と言った瞬間、

「あっ!」

と気がついてくださり、素敵な笑顔で接してくださいました。とってもお優しくて上品で素敵な方! あんなふうになりたい~!!
なんと私が本をお贈りするよりも前に、私のブログをのぞいてくださったことがあるみたいで(しかも児童文学とは関係のないところで私を発見してくださったらしく)、「えええええ!」とはげしく動揺(笑)

そして、「十一月の扉」に サインを頂きました!!

そうそう、
高楼さんがハリネズミがお好きということは、けっこう前から知っていました。ずいぶん前に、MOEにグッズのコレクションがのっていたので。それで、ハリネズミグッズを見るたびに、高楼さんを連想してしまうのですが、実は私もハリネズミがけっこう好き(主にリサ・ラーソン)。

何かハリネズミグッズをプレゼントしよう! ついでにお揃いにしたい! と思って、こんなハリネズミブローチをプレゼントさせて頂きました。

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なかなかかわいらしいと思うのですが、どうかしら。
でもたくさんお持ちなんだろうなぁ。
緑のベレー帽はクレヨンハウスで衝動買いしました。お気に入り。なんとなく、「十一月の扉」で閑さんが爽子にプレゼントした帽子みたい。ただ、爽子は若草色でなく、実用的な辛子色を選ぶんですよね。あの場面、私なら若草色を選ぶなぁって、いつも思う(笑)。

ハリネズミといえば、最近、100円ショップのダイソーで、かわいいハリネズミの文房具が売っていて、集めてます。赤羽のダイソーは5階建てで、品揃えがたいへん豊富。

こちらがリサ・サーソンのハリネズミ↓
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こちらがダイソーのハリネズミ↓
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こういう、小さいハリネズミがたくさんうじゃうじゃいる柄が好き。
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赤羽のダイソーで締めくくるのはどうかと思いますが、そんな素敵な出来事がありました。

「十一月のマーブル」が出版されたこの十一月は、一日に岡田淳さん、十七日に森絵都さん、二十七日に高楼方子さんと、長く憧れていた作家さんたちに次々とお会いでき、いろいろなことが起きてしまう、ちょっと特別な十一月でした。

具体的に何が起こるか予測はできませんでしたが、なんとなくそうなりそうな予感がしていた。


そして今日は私の誕生日。

十一月が終わります。
やっぱり十一月は一年でいちばん好きな月だなぁ。

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