森のサーカス小屋

児童文学作家 戸森しるこのブログです。

「ぼくリア」製作秘話⑧ 「ぼくリア」の音楽

エルトン・ジョン

言うまでもなく、作中に実名で出てくる某洋楽が「ぼくリア」のイメージソングであり、主題歌です。多くの日本人にとって聴き覚えのある外国の曲で、ストーリーの雰囲気や条件に合い、十年後にも名曲として同じように愛されているであろう曲、ということで、あの曲を選びました。他に候補はなく、初期段階で決まっていました。
ちょうど「ぼくリア」の執筆期間中に、そのアーティストが同性のパートナーと結婚式を挙げたというニュースが報じられました(イギリスで同性婚が合法化されたため)。同性のパートナーがいるらしいことは以前から知っていましたが、選曲にあたって特に意識はしていなかったので、なにか縁のようなものを感じてしまいました。

そして、作中の合唱祭で五年一組が歌う「君をのせて」は、私が中学生のころに実際に合唱コンクールで使われた曲でした。ただし私のクラスは別の曲だったのですが。「君をのせて」を歌いたかったなぁという未練から選曲しました。戸森しるこは宮崎駿大先生のファンでもあります。

渡たちの学校の放送の音楽についても触れておきます。
朝の放送はドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、下校の放送はシューマンの「トロイメライ」
私も六年生の時に渡のように放送委員をやっていたのですが、当時の下校の音楽が「トロイメライ」でした。下校の音楽としてとても印象に残っていたので、そのまま使いました。あのメロディが流れると、「学校から帰らなくちゃ」という寂しいような気持ちになったものです。ちなみに、下校の放送のせりふも、当時しゃべっていたせりふを思い出して書きました。最後に「今日の担当は◯◯でした」と言うのが、とても誇らしくてうれしかったのを覚えています。
朝の放送の音楽は、残念ながらなんだったか忘れちゃった。「亜麻色の髪の乙女」は、私が中学時代にフルートを習っていた時に、好きでよく吹いていた曲でした。なんとなく朝っぽいので、採用。

あとは、「りんごオレ」ですねw
渡たちのクラスで流行っているらしいアイドルユニットです。これについては架空のユニット名です。某カフェでそういうドリンクメニューを見つけて、響きがかわいかったので使いました。あのサワーがそんなかわいい名前のアイドルのCDを所有しているというのも、さらにかわいくて好き。上記のほかの曲は現実にある曲なので、これだけ架空名にしていいものかなとも考えたのですが、アイドルの名前をそのまま使うと、流行り廃りがはっきりしているので支障がありそうだなと思い、架空名にしました。

最後に、執筆中に非常によく聴いた曲があるので、紹介させて頂きます。「ぼくリア」のBGM!
たまたま「ぼくリア」を書いている時にシンガーソングライター柴田淳さんの存在を知り、なんだかイメージに合うなと思い、よくアルバムを聴きながら書いていました。特に「君へ」という曲には、作中のあるキャラクターの心情を歌っているような歌詞があり、泣けます。「親愛なる君へ」というアルバムに収録されていますので、ぜひ聴いてみてください。


以上、「ぼくリア」の音楽についてでした♪

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