「十一月のマーブル」製作秘話 最終回 あとがきのかわりに

「十一月のマーブル」製作秘話も今回が最終回となります。お付き合い頂きましてありがとうございました。「十一月のマーブル」というタイトルは、マーブリングアートのマーブルであり、また、登場人物たちの複雑な心の模様を表しています。私がこの物語の中で一番表現したかったのは、波楽、レン、凪、航太郎、この4人の心の動きなのかなと思います。ある時、赤羽のエクセルシオールカフェ(今はもうない)で、物語の終盤、波楽が...

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「十一月のマーブル」製作秘話⑨ 帯と装丁について

「十一月のマーブル」では、帯に小説家のあさのあつこさんから「推薦コメント」というものを頂きました。びっくりしました。だってあのあさのあつこさん。すごく話が脱線しますけど、私は若いころに、あさのあつこさんを、テレビのクイズ番組で拝見したことがあって(回答者として参加されていた)、それが最初に見たあさのあつこさんだったのですが、ちょうど私が「バッテリー」を読んだ直後ぐらいにその番組を見たので、「ああっ...

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「十一月のマーブル」製作秘話⑧ マーブルチョコアート

今回、マーブルチョコレートを物語のキーアイテムにするにあたって、いくつか資料用に購入しました。……あくまでも資料であって、おやつではありません。小学生のころ、矢沢あいさんの「天使なんかじゃない」という漫画が大好きだったのですが(というか今でも大好き)、作中でマーブルチョコが効果的に使用されていて、大変印象に残りました。あのころの私みたいに、「十一月のマーブル」を読んでくださったどなたかが、「マーブル...

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「十一月のマーブル」製作秘話⑦ 「十二月のマーブル」になるかもしれなかった「十一月のマーブル」

「十一月のマーブル」のプロットを提出した際、「どうせなら十一月刊行にしたいですね」と、担当編集の方からご提案頂きました。たしかに……と思ったので、十一月に間に合わせるようなスケジュールで動き始めました。ところが、初稿を提出した段階で、原稿を途中までお読みになった編集長から、「十一月は刊行数が多いので、『十二月のマーブル』にして、十二月刊行にはできませんか?」というお話しが!!!……激しく動揺。お言葉で...

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「十一月のマーブル」製作秘話⑥ 凪さんのマジック

作中でヒステリー球(咽喉頭異常感症)について取り扱いましたが、これは私の経験から書いています。何度かそれらしい症状に襲われたことがあって、一回気になりはじめると、もう何も手につかないという感じです。原因は明らかにストレスでした。直近だと、二年前、葉状腫瘍が発覚した時に、なりました。マフラーを巻くというのも、私が実際にやっていた「ごまかし療法」です。第三章の凪さんの「マジック」に関しては、うそみたい...

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